電話占いのサービスは、その始まりから、すでに20年以上の歴史があります。

最初は固定電話で。その次は携帯電話へ。そしてダイヤルQ2のようなサービスから、一般回線へ。またコレクトコールから自動音声応答システムへ――。常に女性人気が絶えなかったこともあり、時代の流れと共に、電話占いは常に新しい技術を吸収して進化してきました。今では、自宅からでもどこからでも、通話料は無料、プライベートな内容で、他の人には絶対に知られたくないことも、クローズドな電話回線で占ってもらえるようになっています。

では、電話占いの未来とは、果してどのようなものになっているのでしょうか。

■通信技術の進化と共にある未来

これまでの電話占いの進化の流れを見れば一目瞭然とも言えるでしょう。

「電話占いは、通信技術の進化と共に、発展してきた」

これは間違いのないことです。そして未来もまた、この通りになるものと予見されます。

現在はスマートフォンの登場と共に、圧倒的な勢いでスカイプやラインといった無料通話アプリが浸透しました。そして、現に、今、新興の電話占い会社は、そういった新しい形態でのサービスも始めています。まだ世間に浸透しているとは言えない状況ですが――。

フリーダイヤルは、利用する側からすれば無料です。しかし、通話料はサービス提供側が支払っているので、実は料金がかかっていないわけではありません。そのために、鑑定料も1分200円程度かかっていました。そして、その中から実は、電話占い会社が利率として取っているのは、20%程度と言われています。そこまで良いビジネスではないのです。

その点、スカイプやラインは、ネット回線を利用するので、その定額料金の中で、限界まで無料に近付きます。というよりも、今はどこでもネット環境のない会社はないので、通信料は「実質無料」と言い切ってもいいでしょう。そのため、電話占い会社は、鑑定料をほとんどそのまま会社の売上に計上できます。よって、利用者にも電話占いサービスを安く提供できる――というカラクリです。

とはいえ、先述の通り、まだ「スカイプ占い」「ライン占い」といった言葉が一般的でないことからもわかるように、無料通話アプリでの電話占いというサービスが十分には周知されていないので、これら新興の電話占い会社も、まだ料金を思い切った価格まで下げるといった段階にはありません。

ただ、従来の電話占いでは技術的に不可能であった「画面を通しての対面式占い」がビデオ通話で提供できるので、その方面の整備が整えば、どこかで人気爆発するかもしれません。

というよりも、これまでの電話占いの歴史を紐解けば、そのような流れになることは明白です。ただし「画面を通しての対面式占い」に関しては、プライベートな空間からわざわざ「対面」を望まない人も多いでしょうから、別料金で高く設定される取扱いになるかもしれません。そこまで普遍化されないとも考えられます。

現在は、実績ある占い師を、20年前から資本力のある大手電話占い会社が囲ってしまった流れのままきています。そのためにやや進歩が遅れていますが、その占い師や若手の実力派たちが、あるいはもっと良い条件を出す新興の電話占い会社に転じていけば、一気に時代は「無料通話アプリ占い」になるかもしれません。

■もっと「アクロバットな電話占い」も遠い未来ではない?

今では、固定電話の新規加入数は、年々、減少しているようです。

これだけ一人一台の携帯電話が浸透し、かつてはどの家庭にもあった固定電話が姿を消すかもしれないとは、誰も想像しませんでした。その携帯電話も今は進化して、ガラケーからスマホへと、その外見的な姿も、具体的な通信技術も、二段階に様変わりしています。

ツイッターなどのSNSも、まだまだ順調で、発展の余地を見せています。そして新しい技術、VRも現実のものとなりました。これが組み合わさると、本当に10年前までは誰も想像しえなかった、まるで未知のことが起こるかもしれません。つまり、可視化されたネット社会の実現です。我々は自宅にいながら、仮想空間に自分のペルソナを置き、人々とコミュニケーションできるのです。

そのような高度に発展して洗練された情報社会においては、あるいは、「VRでネット上で占い師と対面して占ってもらう」という、究極の進化形があるかもしれません。何ともアクロバットではありますが――電話占いの未来とは、本当にそのようなものなのかも…。

「そんなの、まだ20年先の話だろう」と、笑うこともできるでしょう。

しかし、進歩したとは言っても臨床に時間のかかる医療などとは違い、通信技術は「それやれ」「すぐやれ」の分野です。たちまち整備が済んで、3年後にはあっさり可視化されたネット社会が実現するということもあるかもしれません。そうなれば、今はアクロバットに思われる“VR電話占い”も、本当に案外早く、誕生の時を迎えるかもしれないのです。

今後、その他にも無数に誕生しうる新技術の中で、「占い」においてどれが主流となるかに関しては、まだわかりませんが――。

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